ワナづくり
スポーツクラブの帰りに宅配ボックスでその箱を見た途端、
「これでつかまえることができる
」
と。
それからエレベータに乗って玄関入るまで、ワクワク真剣に構想を語り続ける息子。もちろん大真面目に聞く母。
そして帰るなりテーブルへ一目散に
「おやつもいらないし、お着替えもしないでこのままでいい!」
穴を開けたいと言うので渋々カッターを渡し、ワーキャー言いながらそこだけは見守り、
やっと穴を開けたと思ったら、さらにハサミで穴を大きくしている。なんでと聞いたら、コビトはもっと大きいんだよ、と。
ブスッブスッと音がするから、なんだーと思って見たらペン先で穴を開けていた。
こうして彼が一心不乱に作ったものは・・・?!
クサハラダオオコビト捕獲ボックス!!
ってナニ???(笑)
(正確にはクサマダラオオコビトだったようですが)
「カモフラージュするためにクリスマスツリーの下におく」と話していたけれど、出来あがってみたらベランダの植木鉢の間に置く方がもっと良さそうと考えた様子。
置いてみて、
「あの公園からやってくるな」
と満足そうに眼下を眺めていました。
設置した途端に、「あしたはお花屋さんにお花を買いに行かないといけないし、はっぱもとってこないといけない」と熱心に明日からの飼育生活について語る息子。
この仕掛け、入って来たコビトが中の紐に引っかかって転んだところを蓋をして捕まえるという仕組みなのだそうだけれど、そもそもなんで穴の中に入るのかなぁと思い聞いてみたら、中にお花の絵が描いてあるので、そのお花を目指してコビトが入って来るのだそうです。「本当は本物のお花なんだけどね」、と。
なるほど、それで十分十分
翌朝、夜明け前に目が覚めてしまった息子
「今ごろ クサハラダオオコビトが入っているかなぁ・・・」
*****
想像の翼を広げて縦横無尽に飛びまわれるこの時代が本当に愛おしい。
間違いなくあっという間に過ぎゆくこの時を、心ゆくまで楽しませてあげたいなぁ。
*****
翌日になり、中にコビトがいないと分かってややしょんぼりな息子。
「●階はちょっと高すぎるのかもしれないね」と、うまい落とし所を模索し慎重に声掛けを試みる母。
が、30分もしない内に「Mちゃんのおうちとか、おじいちゃんのおうちなら大丈夫だ!今度持っていこう!」と(←共に戸建て)。
早速次に見つけた箱で、ワナと一緒にプレゼントする飼育ボックスを作っていました。
諦めない
家の中でも、急に『シー!』と人差し指を立てるポーズをしたと思ったら、小声で
『なんかジーって音がする・・・ シノビイエオオコビトだ!』と。
(本当はシノビイエコビト)
楽しいね。
こどもの世界は、いつだってキラキラと輝いている
(このビジュアルがどうにも苦手な【こびとづかん】。保育園の先生が詳しいんだよ、と尊敬のまなざしで語ります)
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コメント
愛おしすぎて胸がいっぱいに。
こびとは、きたとおもう。罠にはまったけれど、うまく穴から逃げたんじゃないかな。
投稿: 飛鳥 | 2015/12/18 17:51